『シン・エイギョウ』日記

新卒営業マンの日々の反省と思考を綴った日記・ブログ

憧れた瞬間に理解は出来なくなる。2020/08/13

もしも憧れた時には、その人の発言や振る舞いに対しての背景や動機を考えたり、調べて、何故その行動につながったのかを理解しようとする癖を付けようと思いました。

 

優秀な人に憧れて、模倣したり、言葉の通りに従う事は、

行動する上で迷いがなくなり、非常に楽で、生産的になるパワーを秘めているかもしれません。

 

しかし、「憧れ」は同時に個の人間として、危うい思想だと思いました。

※いま、憧れてる人はいますでしょうか?

 

理由は2つあります。

①「憧れ」は、人を受動的にさせる。

②「憧れ」は、価値観の押しつけにもなる。

そう思いました。

 

①何故、受動化するのか?

「憧れ」には、人を盲目的にさせて、思考停止で模倣させたり、信じさせる力があると思います。人は憧れた人の事を、神格化させて崇めしてしまうでしょう。

 

少し言い過ぎかもしれませんが、少しでも魅力的だと思った事があると、人は自分の考えを肯定する様な情報を集めて、確信を得ようとします。だから、多少のネガティブな事には目を瞑ってしまうでしょう。※心理学的には「ハロー効果」

 

そして盲目的になった人たちは、楽だし、答えを手に入れた状態になりうる。まさしく、夏休みの宿題を答えを手に入れて、見ながら宿題を一気に解いていく気分の様に。

 

しかし、盲目的で理解する事を辞めてしまう事は、受け身の体勢を作り、「憧れ」のもとで待ち続ける人間になります。

 

受動的なうちは、「憧れ」を超えたり逸脱し、新しい発想する事が難しくなると予想されます。

努力すれば、憧れた人の下に付く事は出来る様になるかもしれませんが。。。

いつまで経っても憧れた人と横に並んだり、超える事は出来なくなるのではないでしょうか。

 

解決策

目標や目的を見失わない事。

人から勉強や参考にする事は非常に大切な行いですが、自分自身が学ぶ理由を考えて、実践に落とし込んでいく事が大事だと思います。

 

②価値観の押しつけに注意。

ここは要注意。自分にとってもそうですが、相手の悩みを生んでしまうケースになってしまうのではないでしょうか。

 

自分自身は憧れ人の言葉を実践したり、模倣する事で、満足感や充足感を得られるかもしれませんが、その相手はどうでしょうか。

憧れはプレッシャーにもなり、押しつけの様な価値観を生んでしまうかもしれません。

 

それこそ役者業や舞台業の方が、ドラマや映画、テレビでの役柄がそのまま本人のイメージになってしまい、本来の自分との解離やよく悩まされている印象があります。

 

私たちは、人間関係の上で表面的なところしか見る事が出来ていない可能性が大いにあります。役者さん達は勿論ですが、経営者の方、作家さん、Youtuberさんや身近な会社の人でも意外と相手を理解できていないのではないでしょうか。

 

「憧れ」は憧れている本人にとってはポジティブな状態かもしれませんが、その先の方々は本来の自分とはギャップを持っているかもしれません。

人は多面性を持つ生き物であり、社会性もあります。自分の環境や立場によって振る舞いや発言内容も変わるでしょう。

 

一方的な解釈は、相手を傷つける可能性があるので注意です。

 

解決策

相手の背景や過去を学ぶ、聞く。

発言や振る舞いの裏側にある事情を理解しようとする。

相手を正しく理解する事は困難ですし、理解できたと思っても、人は刹那に変わる生き物でもあるので傲慢にならない事が大切です。

 

今日は、無闇な「憧れ」は危険だという事を記しました。以上!

 

●執筆理由●

YoutubeでOWNDAYS 田中修治社長がご出演されていた動画を拝見して、瞬く間に惚れてしまった。(振る舞いも姿もカッチョいい。。。)お昼くらいに最初の動画を見始めてから、この20時くらいまで様々な動画を探して虱潰しに見ました。

 

いろんな事を学んで実践してやろうと思った傍ら、ある動画で「成功はアート、失敗はサイエンス」という発言を聞いて、自分はちょっと危なかったなと思いました。

成功の方法は千差万別あり、時代や環境、人によって変わるので真似したからと言って再現性のあるものではない。しかし、失敗はみんな同じ事をしてしまうとの事でした。

 

単に真似するだけではダメだよ!という事であり、かつ失敗もちゃんと研究しないと意味ないぜ!と学びました。